11月23日(土)に、若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。ご家族13名、ご本人6名、スタッフ7名が参加しました。
ご本人達は歯科衛生士によるペットボトルを使った口腔体操を行ったあと、みなさんで歌を歌いました。昔流行った歌は、題名はなかなか出てこないものの、誰かが歌いだせば、一緒に歌えることが多く、なかには学生時代の校歌を覚えている方もいらっしゃいました。その後はドーナツバイキングと交流会を行いました。交流会では「奥さんとけんかしないとき、平和だなと思う」「一緒に出かけるのが楽しみ」など、家族に対する思いも語っていただきました。普段は伝えられない気持ちも、本人同士の間では話がしやすいものです。
ご家族は前半、三和薬品株式会社の仲野氏による「排泄ケア」のミニ講座を行いました。意外と勘違いしているオムツの使い方、オムツを使いたくない家族への勧め方など、分かりやすく説明していただきました。また、能登半島地震の支援経験を踏まえて、災害時の排泄において大切なことも教えていただきました。
後半は4~5名のグループに分かれ交流会を行いました。一緒に住む家族だからこそ、怒ってしまったり、怒ったことに後悔したり、判断に迷ったりすることがよくあります。状況はそれぞれ異なりますが、お互いの気持ちや経験を話すことで、参考になることも多いかと思います。また、他の介護者の話を聞くだけでも、自分だけではないと心が軽くなる場合もあると思います。
最初は話を聞くだけでもかまいませんので、お気軽に参加していただけたらと思います。看護師や介護支援専門員などの専門職のスタッフもサポートします。
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