9月28日(土)に、若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。ご家族9名、ご本人5名、スタッフ5名が参加しました。
暑さも和らぎ、天候にも恵まれましたので、ご本人達は幾久グラウンドに行き、体を動かしました。ボールをみなさんで回したり、キャッチボールをしたり、気持ちのよい時間を過ごしました。久しぶりに外で体を動かす方も多かったのではないでしょうか。その後、近くの喫茶店でおしゃべりをしながらお茶を楽しみました。帰りは皆さんすがすがしい表情で会場に戻って来られました。
ご家族は前半、福井県長寿福祉課による「認知症基本法」についてのミニ講座を行いました。今年の1月から認知症基本法が施行されましたが、これは認知症に焦点を当てた日本初の法律で、共生社会の実現を推進するための法律です。法律の話というと難しく感じるかもしれませんが、分かりやすくお話いただきました。
後半は4~5名のグループに分かれていただき交流会を行いました。状況はそれぞれ異なりますが、困りごとはよく似ています。「会社や近所の人に認知症って伝えたほうがいいの」「介護のために仕事を辞めたほうがいいのかな。でもお金の心配もあるし、自分の老後の貯えも必要」「子どもに迷惑かけたくないけど、どこまで話をしたらいいんだろう」など、若年性認知症の介護者特有の悩みもあります。お互いの意見や経験を話すことで、参考になることも多いかと思います。また、他の介護者の話を聞くだけでも、自分だけではないと心が軽くなる場合もあると思います。
初めて参加される方も、しばらく来てなかったけれど、久しぶりに行ってみようかな、という方もぜひお気軽に参加していただけたらと思います。ご家族だけの参加も可能ですので窓口にご連絡ください。
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