ほや座くらぶ通信~第52回ほや座くらぶを開催しました~

 1月27日(土)に、若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。令和6年最初のほや座くらぶは、まだ少し雪の残る寒い日でしたが、ご家族15名、ご本人6名、スタッフ7名が参加しました。

 

 ご家族は前半、ふくい嶺北成年後見センターの宮川先生に『成年後見制度』についてお話をうかがいました。成年後見制度という言葉は聞いたことはあるが、実際どんな制度かよくわからないという方が多いかもしれません。成年後見制度とは、自分らしく生き続けることを法律的に支える制度です。事前に利用できる制度について知っておくことで必要なときに備えることが出来ます。

 その後、参加者から事前に頂いた質問に回答していただき講座を終了しました。

 

 後半は5~6名のグループに分かれて交流会を行いました。サービスを利用せずに自宅でご本人をみている方からは、介護保険の申請やサービスに繋げるタイミングがわからないという意見もありました。しかし、他のご家族から経験談を聞くことで気持ちが楽になった様子でした。他にも運転や免許証の返納について悩みを話し合うグループもありました。

 最初は話を聞くだけでもかまいませんので、お気軽に参加して頂けたらと思います。看護師や介護支援専門員などの専門職のスタッフもサポートします。

 

 ご本人は自己紹介の後、護国神社まで初詣に出かけました。その後会場に戻って今年の抱負をそれぞれ話してもらった後、福笑いをしました。福笑いをしなかった方もお手伝いをしてくださり、皆さんで楽しむことが出来ました。出来上がったたくさんのおもしろい顔に、多いに笑っていただけました。時には子どもに戻って無邪気に笑える場もいいですよね。今回のおやつはかりんとう饅頭でした。こちらも皆さんで美味しく頂きました。

 

 今年もほや座くらぶでは、本人同士、家族同士の交流の場として活動を続けていきたいと思います。