11月26日(土)に、若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。ご本人4名、ご家族13名、スタッフ5名が参加しました。
ご家族は前半、社会保険労務士の本多先生による「公的年金制度について」のミニ講座を行いました。
今年の4月に年金制度の改正があり、その変更点などを教えていただきました。
年金は1人1人加入状況が異なり、配偶者の状況などでも金額が変わるた
め、年金制度は複雑で分かりにくいと感じる人も多いと思います。
年金事務所ではその人の加入状況を確認しながら相談に応じてもらえるた
め、窓口に足を運んで相談することが大切だと思います。
後半は、4~5人の3つのグループに分かれて交流会を行いました。
初めて参加された方も、すぐに打ち解けて、他のご家族とお話されていました。これから介護保険サービスの利用を始めるご家族に、他のご家族が「使えるサービスはしっかり使って無理をしない方が良い」とアドバイスする場面もありました。交流会について、「最初は誰にも話せなくて、一人で抱え込んでいた。話せる場所があるのはありがたい。」という声もあり、ご家族同士が交流できる場所の大切さを再確認できました。
ご本人は、スタッフと共に今年10月に新しく開館したばかりの一乗谷朝倉氏遺跡博物館に外出しました。
初対面の方もいましたが、行きの社内で自己紹介をして緊張もほぐれ、楽しいドライブになりました。歩くのが苦手な方を他のご本人がさりげなくサポートしてくださり、ジオラマや朝倉館の再現など、みんなで楽しむことができました。
すずかぜに戻った後のご本人たちの楽しそうな表情がとても印象的でした。
次回は年明け1月の開催になりますので、みんなで初詣に出かけられると良いなと思います。
ほや座くらぶではご本人がやりたいこと、楽しめることなどを一緒に探して、実現できるようにサポートしたいと思います。