9月17日(土)に若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。ご本人1名、ご家族8名、スタッフ8名が参加しました。
ご家族は前半、福井県長寿福祉課の岡本奈美先生に、認知症本人大使「希望大使」についてお話いただきました。「希望大使」とは認知症のになっても希望を持ち、自分らしく、前を向いて暮らしている姿を全国に発信することを通じて、認知症に関する普及啓発を行う方たちです。
「希望大使」について、ご家族からは「日中何もすることがなくて、ネガティブな日々を送るくらいなら、役割を与えることで、一歩立ち上がることができるのではないか」「本人の活動でも家族のサポートが必要。家族も仕事などあって、どこまでサポートできるか心配。」等様々な意見がありました。
認知症本人大使「希望大使」がいることで、認知症になっても自分らしい人生を生きていこうと思う人が増えていくと良いと思います。
後半は2つのグループに分かれて交流会を行いました。今回は初めて参加される方が2名おられました。最初はあまりお話されず、他のご家族のお話を聞いておられましたが、交流会の後半にはご自身のことを少しずつお話され、他のご家族が共感したり、同じ経験を話す場面もありました。
ご本人はスタッフとともに一乗滝まで外出しました。ドライブ中は車の窓を開けて秋の季節を感じことができました。
一乗滝の風景を見ながら、スタッフとの会話に笑顔も見られ、とてもリラックスした様子で楽しんでいました。
初めて参加されたため、ご家族は少し心配されていましたが、すずかぜに戻って楽しそうなご本人の様子を見て、ご家族も喜ばれていました。
ほや座くらぶではご本人がやりたいこと、楽しめることなどを一緒に探して、実現できるようにサポートしていきたいと思います。