ほや座くらぶ通信~第41回ほや座くらぶを開催しました~

3月26日(土)に今年度最後となる若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。

今回は新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、会場参加とオンライン参加のハイブリッド形式での開催となりました。ご本人3名、ご家族13名、スタッフ5名が参加しました。 

 ご本人は前半初めてオンラインでの交流にチャレンジしました。ご自宅から参加したご本人と会場のご本人とで交流を行いました。

 皆さん初対面だったため、自己紹介をして、普段どんなことをして過ごしているか情報交換を行いました。

 始めてのチャレンジと言うこともあり、最初は少し緊張した様子でしたが、後半は少し打ち解けて冗談を言って笑い合う場面もありました。

 30分と短い時間ではありましたが、オンラインでも交流できることが分かり、これからまた参加できる人が増えていくと良いなと思います。

 

 後半は近くにある、福井県立歴史博物館に見学に行きました。今回参加された方は初めての見学だったこともあり、思い出話をしながら楽しみました。


 ご家族は前半、「生命保険の点検について」ミニ講座を行いました。何となく保険料を払い続けている方もいるかもしれませんが、どの程度の保障が必要か、どの保険が合うかなどは個々の事情によって異なります。

 自分がどのような保険に入っているのか、不足している保障や過剰な保障はないか一度振り返ってみることが大切だと思いました。

 今回、民間の保険について初めてミニ講座で取り上げましたが、みなさんとても興味深く聞いておられました。

 

 後半は2グループに分かれて交流会を行いました。1つのグループはオンライン交流会にチャレンジしてもらいました。オンラインでの交流が初めての人もいましたが、事前に練習していただき、スムーズに交流することができました。対面とは少し異なりますが、お互いの顔が見えるため、いつもの交流会のように自由に話ができ、お互いの近況を報告したり、相談したりすることができました。

 会場で交流したグループは診断がついたばかりのご家族もいて、「これからどうなっていくのか全く分からなくて不安、家族は心配しているのに本人はとても楽天的だ」とお話しされていました。他のご家族からは「そんなに先のことばかり考えなくても良い、今の生活が大切」とアドバイスがあり、少し安心されたようでした。

 

 来年度も感染対策は継続する必要がありますが、オンラインも活用しながらご本人同士、ご家族同士のつながりが持てるように、継続していきたいと思います。