1月22日(土)に年明け初めてとなる、若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。
寒さは続いていましたが、雪はそれほど降らず、ご本人1名、ご家族6名、スタッフ6名が参加しました。
ご本人はスタッフと一緒に三国方面にドライブに出掛けました。
令和4年初めてのほや座くらぶだったため、初詣に坂井市三国町の成田山に行き、みんなでおみくじを引きました。
帰りにおいしい酒饅頭をお土産に買って帰りました。
2時間弱と短い時間ではありましたが、これまでは福井市内のお出かけばかりだったため、旅行気分で楽しめました。
これから暖かくなったら、またみんなでいろいろなところにお出かけしたいと思います。
ご家族は前半、「福井県の認知症施策について」ミニ講座を行いました。福井県長寿福祉課の赤塚先生に福井県内での認知症についての取り組みについてお話しいただきました。その後、2つのグループに分かれて意見交換を行いました。
診断を受けた後、なかなか近所に認知症だと言うことを話せないという意見がある一方で、勇気を出して話してみたらみんなが気にかけてくれたり、お店でも上手く対応してくれたりしたという体験を話される方もいました。若年性認知症の場合、高齢者とは違って見た目が若いため、周りの方が認知症と気が付きにくい場合があります。サポートを受けやすくするため、ご本人が身につけるおしゃれなアクセサリーなどの目印が何かあると良いなと言う意見もありました。
今後も時々県の方と意見交換の機会を持って、ご本人・ご家族の意見が施策に反映されると良いなと思います。
後半は交流会を行いました。ご本人と離れて生活しているご家族もいて、新型コロナウイルス感染症の影響で頻繁には会えないため、様子が分からずとても心配だとお話しされていました。福井県内でも新型コロナウイルスの感染者が増えてきており、サービスの予定を変更したという方もいました。
新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、先の見えない状況に不安を感じる方も多いと思いますが、やはり顔を合わせて話せることがご家族の安心につながっているように思います。しっかり感染対策をして、できるだけ対面開催を継続していきたいと思います。
帰りにはおいしいチーズケーキをお土産に持ち帰っていただきました。