9月25日(土)に若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。
過ごしやすい季節になり、ご本人3名、ご家族8名、スタッフ5名が参加しました。
今回はご本人・ご家族とも交流会を中心に行いました。
ご本人は天気も良かったので、レクリエーションも兼ねてスタッフ3名と一緒に福井市郷土歴史博物館に見学に行きました。ほや座くらぶのメンバーで行くのは初めてできたが、みなさん関心を持って見学されていました。
今回は見学時間に余裕があったため、見学が早く終わった方は隣にある養浩館庭園に散歩に行きました。紅葉の時期には少し早かったですが、季節の変化を感じることができました。次回のほや座くらぶの頃にはちょうど紅葉の時期になりますので、またみんなで出かけられると良いなと思います。
すずかぜに戻ってから皆さんにコメントを書いていただきました。市外から参加されたご本人からは
「福井の歴史館等、色々と観光地へつれて下さってありがとうございます。これからも歴史館等福井の観光地に連れて行ってください。これからよろしくお願いします。」
とコメントをいただきました。
またみんなで楽しく出かけられる場所を探していきたいと思います。
ご家族は2つのグループに分かれて交流会を行いました。
久しぶりに参加された方や初めて参加された方もいらっしゃいましたが、他の方のお話しを聞いて共感されたり、ご自身の悩みなどを話したりしておられました。今回は介護歴の異なる方とお話しできるようにしたため、経験豊富なご家族がご自身の経験を話されたり、ご自身の経験を踏まえて助言されたりしていました。
参加されたご家族からは
「先の見えない不安をかかえており自分もイライラしておりましたが、こころのもやがすこしうすくなりました」
「友だちや職場に話しても”大変ね”と同情されるだけですが、ほや座くらぶでは”そうそう”と同調してくれるので気持ちが楽になり、帰りは心が軽くなっています」
とコメントをいただきました。
全ての悩みを解決することは難しいかもしれませんが、話せる人がいること、共感してもらうことで気持ちが楽になる場合もあります。
初めての場所は不安に感じることもあるかもしれませんが、ほや座くらぶでは看護師や介護支援専門員などの専門職のスタッフもサポートしますので、是非お気軽にご参加ください。