3月27日(土)に若年性認知症の人と家族の会「ほや座くらぶ」を開催しました。
前回1月はオンラインでの開催だったので、4ヶ月ぶりの対面開催となりました。
春らしい気候で天候にも恵まれ、ご本人5名、ご家族10名、スタッフ11名が参加しました。
前半は理学療法士の先生に、自宅でも手軽にできるストレッチや筋力トレーニングを教えていただき、参加者全員で行いました。
感染予防のため、一緒の部屋で行うことはできませんでしたが、3つの会場に分かれて、各会場をZoomを利用してつなぎ、お互いの部屋の様子や講師の先生の様子を見ながら実施しました。
普段の生活ではあまり動かさない部分を動かす機会になり、「最近あまり体を動かしていないから、思ったより体が硬い」などの気づきにもなっていました。
新聞紙を活用した体操も教えていただき、全身の運動から手先の運動までしっかり体全体を動かすことができました。
後半はご本人・ご家族に分かれて交流会を行いました。
ご家族は3つのグループに分かれてそれぞれ交流会を行いました。
久しぶりに参加された方も多く、状況や悩みが変わっている方もいらっしゃったため、お互いの近況をお話ししながら情報交換を行っていました。初めて参加されたご家族も、普段困っていることなどを他のご家族に相談し、アドバイスをもらっていました。
ご本人も後半は交流会を行いました。初めて参加された方も一緒に交流会に参加して、普段どんな過ごし方をしているか、利用している事業所の様子などをお話ししました。現在、日中のサービスを利用していない方は他の方の話を聞いて、少し興味を持たれた様子でした。
交流会の後は天気も良く、桜も見頃になっていたため、一緒に近くの神社まで散歩に出掛けました。散歩から戻った後は皆さん体を動かして疲れた様子もありましたが、季節の変化を肌で感じられて良かったと思います。
感染予防でおやつの提供ができないため、今回はお土産にさくら餅を持って帰っていただきました。それぞれのご自宅でも春を感じられたことと思います。
今年度の交流会は今回で最後となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、思うように活動できないことも多い1年でしたが、オンライン交流会など新しい試みにチャレンジする1年でもありました。参加された方からは、悩みを相談できる場所、交流できる場所があるのは良いとご意見をいただき、来年度も感染症対策に取り組みながら開催していきたいと思います。